神社の建築様式の変容
神社の建築様式の変容
仕事運向上で知られる現人神社の現在の神殿は、戦国時代の戦乱により焼失し、江戸時代になって再建されたものです。ところで、神社の建築様式はどのように変化していったのでしょうか。
○文化が融合して多様化していった
古代、奈良時代以前の神社に、現在のような建物はありませんでした。山、岩、木などに神様が宿ると考えられ、祀られていたのです。神社の社殿が建築されるようになったのは奈良時代ごろのことです。
出雲神社の「大社造(たいしゃづくり)」や伊勢神宮の「神明造(しんめいづくり)」は日本古来の、純日本式の神社建築様式です。
時代が下って神仏習合が進むと、仏教建築の影響が見られる神社建築も増え、また大陸文化の影響も多分に受けつつ、多様化していきました。
○さまざまな神社の建築様式
上記の大社造、神明造といった日本古来の建築様式のほか、住吉造、春日造、八幡造、大鳥造、流造、日吉造、権現造など、多種多様な神社建築が生まれました。
○まとめ
現人神社は、住吉三神を御祭神としてお祀りし、商売繁盛や仕事運のご利益で有名な神社です。各種ご祈願も承っておりますので、ぜひお参りください。