お盆の時期に川や海に行ってはいけないのはなぜ?
お盆の時期に川や海に行ってはいけないのはなぜ?
地域によっては、「お盆の時期に水辺に近づいてはいけない」という言い伝えを聞いたことがあるかもしれません。なぜ川や海、池などの水辺に近づいてはいけないのでしょうか。
○川や海の先にあの世があると考えられた
古くは、ご先祖様がいるあの世は山の向こうや川・海などの水の向こうにあると考えられていました。地域によっては、「精霊流し」といってお盆の送り火を川や海に流す風習がありますが、その考えに基づいた行事です。
亡くなった人々の霊は山や川・海の先から帰ってくるので、お盆の時期は故人が通りやすいようにします。そのため、妨げになる草を取り除き、人が水辺に近づかないようにするのです。
○現実的な理由
また、お盆の夏の時期は多くの人が海や川でレジャーを楽しむ季節です。必然的に水難事故は多くなりますし、お盆になると海ではクラゲが増えます。言い伝えには、事故を未然に防ぐための注意喚起の意味合いもあると考えられています。
○まとめ
夏のレジャーは海や川もいいですが、緑が多い神社などのパワースポットめぐりもおすすめです。現人神社も木々に囲まれていて、木陰になった境内は外とは違った趣があって涼やかですよ。ご参拝をお待ちしております。