神様に献上するお食事「神饌」はどのようにお供えするの?
神様に献上するお食事「神饌」はどのようにお供えするの?
神饌(しんせん)は「みけ」ともいい、神様にお供えするお食事のことです。神社では祭祀やご祈願の際に御神前にお供えするもので、仕事運向上で有名な現人神社の祭祀でもお供えしています。これは神社に限らず、神棚のあるご家庭でも毎朝必ずお供えするものです。
○毎日お供えするもの
毎日神棚にお供えする神饌は、米(洗米かごはん)、水、塩です。米と塩は皿(かわらけ)か高月(たかつき)に山盛りし、水は水器に入れます。用意した神饌は、中央に米を、向かって左に水、右に塩を置き、三方か折敷(おしき)にのせてお供えします。水器は蓋を取ってお供えしてください。
○榊とお酒は毎月2回
毎日欠かさずお供えする三品とは別に、毎月2回榊とお酒をお供えします。これらは1日と15日に新しいものと取り替えますが、榊が枯れてきた場合は半月経っていなくても新しいものと交換しましょう。
○特別な日の神饌
そのほか、お正月やお祭り、お祝いなどの特別な日には、魚や果物、野菜など、いつもよりたくさんのお供え物をしましょう。また、季節の旬の食べ物やいただきものがあるときもお供えします。
○まとめ
神様にお供えした神饌のおさがり(撤饌)は、神様のご加護がこもったありがたいものです。家族でいただいてください。仕事運向上で知られる現人神社でも、ご祈願や昇殿参拝後はおさがりを授与していますので、お持ち帰りください。