イザナミってどんな神様?国生み・神生みをし、黄泉大神となった女神
イザナミってどんな神様?国生み・神生みをし、黄泉大神となった女神
イザナミは、兄で夫のイザナギとともに国生みをし、万物の神々を生んだ女神です。
○イザナミノミコト
イザナミノミコトは、「伊耶那美命」の表記ほか、多数の別称があります。「イザナミ」と省略されることが多いです。
○火の神・カグツチを生んで亡くなる
多数の神々を生んだイザナミでしたが、火の神・カグツチを生んだとき、陰部を火傷して亡くなります。そのときの糞尿・吐しゃ物や、妻の死を悲しんだイザナギの涙、イザナギに殺されたカグツチの死体や血からも新たな神々が生れました。
○黄泉国を支配する黄泉大神へ
イザナギは黄泉国の妻を訪ねます。しかし黄泉の食べ物を口にしたイザナミは、すでに黄泉の者です。イザナギは「姿を見るな」というイザナミの言葉を破り腐敗した妻の姿を目にし、恐怖して逃れました。
イザナミは愛する夫の行いに怒り、「一日に1000人の人間を殺す」と宣言しました。するとイザナギは「ならば一日に1500人の人間を生ませる」と言うのでした。黄泉国と地上の境・黄泉平坂で二人は決別しました。
こうしてイザナミは死を支配する黄泉国の主宰神・黄泉大神となったのです。
○まとめ
イザナミとの決別後、イザナギが筑紫日向の阿波岐原で禊ぎをして生まれたのが、航海や祓の神として知られる住吉三神です。現人神社では、住吉三神を主祭神としています。ゆかりの当宮へ、ぜひお参りください。